12・3戒厳令直後党本部に招集したのは韓東勲代表、それとも秋慶鎬院内代表? 内乱裁判で新展開

社会

【韓察日報】2024年の「12・3戒厳令」発令当時、与党「国民の力」の議員に対し、国会ではなく党本部に集まるよう先に指示を出した人物が誰だったのかを巡り、韓東勲(ハン・ドンフン)氏と安哲秀(アン・チョルス)氏の間で激しい論争が起きている。安氏が裁判で「当時党代表だった韓氏が党本部への集合を指示した」と証言したのに対し、韓氏は「時系列を歪めて語っている」と強く反論した。NEWSISなどの報道によると、歴史的事実の解釈を巡り、両氏の主張は真っ向から対立している。

■裁判での安氏の証言が契機
 論争の発端は、安氏が8日に行った法廷での証言だ。安氏は、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)前院内代表の内乱重要任務従事罪の容疑に関する一審の証人尋問に出廷した。

 安氏は「最初に国会本会議場に集まるよう言われた際、警察が進入を阻止していた。これに対し、再び党本部へ集まるよう指示したのは韓氏だったと聞いた」と述べた。さらに「後で確認したところ、秋氏がそれに合わせて党本部へ集まるよう指示したことが分かった」とし、「ある議員が国会で集まるよう指示したのに、秋氏がその言葉を無視して党本部へ集まるよう指示したというのは事実ではない」と証言した。

■韓氏「歴史的問題、断固対応する」
 この証言に対し、韓氏は9日、国会議員会館で記者団に対し、「時間が少し経ったからといって歪曲しようとする試みがあってはならない」と不快感を露わにした。

 韓氏は「国会の状況が完全に封鎖されたという報告を受け、とりあえず党本部へ集まろうと提案し、党本部に到着したのが午後11時だ」と説明した。その後、11時27〜28分頃に徒歩で国会へ移動したとし、「国会に到着した後は一貫して戒厳令を解除すべきだと様々な方法で訴え、強く要請した」と述べた。さらに、これらの状況は当時のグループチャットやSNS投稿、報道映像によって客観的に確定していると強調した。

 安氏の証言については「11時に起きた出来事を12時に合わせて歪曲して語っているようだ」と指摘した。「個人的な問題ではなく歴史的な問題であるため、歪曲しようとする動きに対しては断固として対応するつもりだ」と明かした。安氏の意図を問われると、「心の内を詮索するつもりはない」としつつも、「その日に起きた事実そのものを歪曲することは許容できない」と答えた。

■安氏もSNSで再反論「事実だけを述べた」
 一方、安氏は同日、フェイスブックを通じて「戒厳令発令当日、先に党本部へ集まるよう指示したのは韓前代表だったと記憶している。私は事実だけを述べた」と再反論を展開した。

 安氏は、当時院内代表室が作成した資料を根拠に挙げ、「党代表も国会で議員を召集したが(場所を)党本部に変更し、続いて院内代表室からも召集場所を党本部と通知した」と説明した。「資料に記録されている通り、韓氏が秋氏に先立って議員たちを党本部へ集めるよう指示したという陳述の、どの点が虚偽なのか疑問だ」と反発した。

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