【韓察日報】女子高生殺害犯チャン・ユンギ事件を巡り、警察が組織的に事件の隠蔽に加担したという疑惑が雪だるま式に膨らんでいる。TV朝鮮などの報道によると、警察が癒着疑惑の中心人物であるチャン・ユンギの父親を召喚したところ、チャン・ユンギの車から消えていた拘束用具が父親の住居で発見された。証拠隠滅に加担した疑いが持たれている捜査チーム長は拘束された。今回の事態を見守り、これまでは特に立場を表明していなかった遺族たちも口を開き、事件隠蔽に関与した者全員を拘束するよう求めている。捜査チームだけでなく警察の「上層部」が介入したとの疑惑も浮上しており、捜査の拡大は避けられない情勢だ。
■被害遺族が憤怒「警察は殺人鬼の味方だった」
チャン・ユンギに殺害された被害女子高生の遺族が、警察のずさんな捜査と事件隠蔽の疑惑について口を開いた。
被害女子高生の母親は、「加害者の父親が警察官だという理由で証拠が隠滅され、歪曲されました。チェウォン(被害女子高生)の無念を晴らしてくれると信じていた警察が、私たちの味方ではなく、殺人鬼の味方でした」と訴えた。具体的には、チャン・ユンギの父親に捜査情報を漏らし、証拠隠滅に加担した警察官全員を拘束すべきだと主張した。
■「上層部の指示」示す通話録音を検察が確保
こうした状況の中で、警察の上層部が介入したという疑惑も浮上している。
検察がチャン・ユンギの父親の携帯電話から多数の通話録音を入手したところ、犯行の翌日、捜査チーム員がチャン・ユンギの父親と通話した記録が残っていた。その中には「あなたが警察官であることを悟られないようにせよという上層部からの指示があった」という趣旨の内容が含まれていた。
検察は、警察の上層部が関与した組織的な隠蔽があったかどうかなどを確認するため、捜査チーム員2名を呼び出して取り調べを行った。
■警察トップが急遽帰国へ、チャン容疑者は反省文提出
警察との癒着疑惑が波紋を広げる中、ユ・ジェソン警察庁長官職務代行は、11日までだった米国出張の日程を前倒しし、10日に早期帰国すると発表した。
一方、チャン・ユンギは13日の公判を控え、勾留後初めて裁判所に反省文を提出した。


