【韓察日報】韓国野党「国民の力」所属のクォン・ソンドン(権性東)議員が、統一教会側から違法な政治資金1億ウォンを受け取ったとして、最高裁で懲役2年の実刑判決が確定し、議員職を失った。TV朝鮮などの報道によると、最高裁はクォン議員の上告を棄却し、懲役2年、追徴金1億ウォンとした二審判決を支持した。
■疑惑を全面否定するも昨年10月に起訴
クォン議員をめぐっては、昨年9月にキム・ゴンヒ(金建希)夫人に関する疑惑を捜査する特別検察官が政教癒着の疑惑で逮捕状を請求した際、本人は強く反発していた。
当時、クォン議員は「特別検察官が私に対して提起した主張はすべて嘘です。検事を20年、政治家を16年務めてきました。問題になりかねない金を受け取るほど愚かではありません」と身の潔白を主張した。
しかし、身柄の拘束こそ免れたものの捜査は継続され、昨年10月に統一教会側から1億ウォンを受け取った容疑で起訴され、裁判に付されていた。
■手帳の記載とメッセージが決定的な証拠に
最高裁は、クォン議員に対して懲役2年、追徴金1億ウォンを言い渡した原審の判決を確定した。
裁判では、金銭を渡したとされるユン・ヨンホ元統一教会本部長の手帳の記述が決定的な証拠となった。
手帳には「クォン・ソンドン 昼食、大口(1億ウォン)サポート」と記されており、裁判所はこの証拠能力を認めた。
さらに、ユン元本部長がクォン議員に向けて「大統領候補のために有効に活用してほしい」というメッセージを送信していたことも、有罪判決の有力な裏付けとなった。
クォン議員側は、同事件がキム・ゴンヒ特検法が規定する捜査対象に含まれておらず、証拠自体も違法に収集されたものだと主張したが、最高裁はこれらを一切認めなかった。
■10年間の被選挙権剥奪、「政治的報復」と主張
今回の懲役刑確定により、クォン議員は即座に議員職を失った。
また公職選挙法に基づき、刑の執行が終了するか、または免除された後も、10年間は選挙への立候補が禁止される。
判決を受け、クォン議員は「司法の最終判断を厳粛に受け止める」と述べた。
その一方で、「政治的報復は私一人ですみやかに終わってほしい」とも述べ、判決への不満と政治的な背景をにじませる立場を表明した。


