取り調べを受けた韓国選管職員、「最終投票率さえ合っていればよい」と供述 統一地方選操作疑惑

社会

【韓察日報】6月3日に投開票が行われた韓国統一地方選の投票率が選挙管理委員会によって操作された疑惑を巡り、検察と警察の合同捜査本部が捜査を拡大している。韓国SBSや東亜日報などの報道によると、合同捜査本部は京畿道に加え、忠清道でも投票率が虚偽入力されていた状況を新たに把握した。中央選管や江南区、瑞草区、松坡区などソウル市内の各選管に対し、公電子記録偽造・変造および公務執行妨害の疑いで2日連続となる家宅捜索を実施した。捜査の過程で関連職員が「最終投票率さえ合っていればよいのではないか」と供述するなど、選管内部で不正な統計操作が慣例化していた疑惑が強まっている。

■京畿・忠清で相次ぐ「数字合わせ」の不正操作
 合同捜査本部が職員間の内部メッセンジャー履歴を押収して分析したところ、地方選挙当日に京畿1カ所および忠清2カ所の投票所で、リアルタイムの投票率が虚偽入力されていた状況が新たに判明した。これは前日に家宅捜索が行われた京畿地域の投票所とは別の場所だ。

 これに先立ち、捜査本部は時間帯別の投票率集計過程において、京畿地域の投票所で投票者数が数百人から数千人単位で誤って入力されていた事実を掴んでいた。東亜日報によると、誤入力を行った京畿選管の担当職員に対し、中央選管の実務者級職員が「上層部に報告せずに数字を合わせよう」と内部メッセンジャーで提案していた事実が確認されたという。

 職員らはこの誤入力を隠蔽するため、実際の投票者数を上回る数値を他の投票所に分散して入力する手口を用いた。この結果、約4時間にわたり投票状況が操作された状態が続き、水増し入力された一部の投票所では1時間に1人ずつ投票者が増える極めて不自然な形で集計が行われていた。

■2日連続の家宅捜索と不正慣例化の懸念
 合同捜査本部は、京畿道果川市の中央選管庁舎内にある選挙管理課をはじめ、ソウル市内の主要区選管(江南区・瑞草区・松坡区)に対して2日連続の強制捜査を実施した。なお、京畿道水原市にある京畿道選管への家宅捜索は前日までに終了した。

 一連の捜査および家宅捜索の前後に、取り調べを受けた中央選管職員はリアルタイム投票率の虚偽入力を一部認めた。しかし同時に「最終となる午後6時の投票率は合っている」「最終投票率さえ合っていればよい」という趣旨の主張を展開し、組織的な統計操作を軽視する姿勢を見せた。捜査本部は、こうした「数字合わせ」の隠蔽工作が選管内部で慣行的に行われていた可能性が高いとみて、全国の投票所を対象に捜査を拡大する方針だ。

■投票用紙不足と前選管委員長を巡る疑惑も捜査
 一方、合同捜査本部は投票率の操作疑惑にとどまらず、選挙当日に発生した投票用紙不足事態に関しても解明を進めている。この件に関連し、すでに銅雀区選管の事務局長を被疑者として取り調べた。

 さらに、ノ・テアク(盧泰嶽)前選管委員長の観光目的による出張疑惑についても追及を強めており、中央選管の関係者3名を参考人として召喚し、聴取を行った。

出典: 韓国SBS / 東亜日報

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