「ロシアとエネルギーハブ構築」目指す蔚山市長にロシア人女性との同棲疑惑 本人は徹底抗戦の構え

📌 この記事の3行要約
  • 鞍替えで当選した蔚山市長が対露協力を進める一方、自身の私生活疑惑に徹底抗戦を表明。
  • 同棲や買春説をデマと否定も、古巣からの追及や警察捜査が激化。
  • 不起訴なら政界引退を求める強硬姿勢の中、警察捜査の行方と真相が焦点だ。

【韓察日報】蔚山市のキム・サンウク(金相旭)市長が、駐韓ロシア大使のゲオルギー・ジノヴィエフ氏と会談し、実質的な経済協力と地方外交の活性化策について議論した。ファイナンシャルニュースなどの報道によると、国家間の外交が膠着状態にある中、地方自治体が主導するエネルギーおよび物流連携の端緒を開いた点に大きな関心が寄せられている。一方でキム市長は、自身を取り巻く私生活の疑惑について全面否定し、警察の捜査で不起訴となった場合には疑惑を煽った政治家らに「政界引退」を迫るなど、強硬な姿勢を鮮明にしている。

■エネルギー取引拠点を目指す「地方外交」の本格化
 9月4日午後に蔚山市庁で実施された会談は、国会議員時代から親交のあった両者の信頼関係を背景に実現した。キム市長は今年6月の「ロシアの日」レセプションでジノヴィエフ大使と会談した際、蔚山訪問を要請していた。会談でキム市長はジノヴィエフ大使を「心の友」と呼び、大使もキム市長の市長当選を祝福した。

 会談の主軸となったのは「エネルギーと物流の協力」だ。キム市長は蔚山が大韓民国最大の液体貨物中心の港湾であり、世界的なエネルギー拠点であることを強調し、「ロシアのヤマル半島のLNGやカムチャツカの原油が蔚山港に入港し、両国に互恵的な利益をもたらすことを期待する」と述べた。これに対しジノヴィエフ大使も、欧州から東方(アジア)へと軸足を移すロシアの積極的な協力意志を示した。

 蔚山市は、シベリアのトムスク市との姉妹都市交流に加え、天然資源が豊富なロシア極東のサハリン州とも新たな姉妹・友好都市提携を推進する方針だ。面談後、キム市長は韓国の伝統美を込めた「七宝工芸品」を贈呈し、ジノヴィエフ大使はウラル地方の職人が双頭の鷲の国章を彫り込んだ手工芸品を返礼として手渡した。

■私生活を巡る疑惑と警察捜査への対決姿勢
 ロシアとの経済外交を進める一方で、キム市長は国内での政争や警察捜査に対して激しい対決姿勢を見せている。TV朝鮮は、キム市長が自身に向けられた各種の私生活疑惑に対し、徹底抗戦の構えをとっていると報じている。

 キム市長は10月3日、自身のフェイスブックおよびYouTubeチャンネル「キム・サンウクTV」で、選挙戦の段階から提起されてきたロシア人女性との同棲説や、弁護士時代の現地業務に伴う「フィリピン売春説」などの疑惑について「根拠のない中傷だ」と全面的に否定した。

 さらにキム市長は、「警察の捜査で不起訴となれば、事実無根のデマや扇動を行った者は直ちに『政界引退』および『議員辞職』という責任を取るべきだ」と主張し、疑惑を拡大させた特定の報道機関に対しても公式謝罪を迫った。キム市長は一連の中傷合戦を痛烈に批判した上で、市民の不毛な議論を終わらせるよう訴えた。

 なお、キム市長は今年6月3日に投開票が行われた統一地方選挙で公職選挙法違反の罪に問われ、海外での賭博や売春疑惑などで告発を受けるなど、警察の捜査が進行しているが、一連の容疑について全面的に否認している。

【編集長の韓察眼】
国民の力から比例当選し尹大統領の弾劾表決前に「弾劾賛成」の1人デモを経て共に民主党へ入党したキム・サンウク氏に、数々の疑惑が提起されている。「古巣」国民の力・蔚山支部は証拠を続々公開するなど追及の手を止める気配はない。海外メディアで「韓国がロシアに石油製品を輸出」との報道が相次ぐ中、本件が見せる展開を注視したい。

出典: ファイナンシャルニュース / TV朝鮮


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