李眞淑議員が「女ヒトラー」発言の金民錫代表を告訴 共に民主党は「逆ギレ」と反発し即時除名を要求

【韓察日報】韓国野党「国民の力」のイ・ジンスク(李眞淑)議員は24日、自身を「女ヒトラー」などと表現した与党「共に民主党」のキム・ミンソク(金民錫)代表を侮辱の疑いで警察に告訴した。韓国KBSなどの報道によると、イ議員は同日午後、ソウル永登浦警察署を訪れて告訴状を提出した。与党はこれを「逆ギレ」と激しく反発してイ議員の即時除名を求めており、与野党間の政治的対立が深刻化している。

■「女ヒトラー」発言と資格停止要求を巡る攻防
 イ議員は今月13日、市民団体「新歴史国民運動」とともに国会図書館で「5・18民主化運動の再照明 国会公開フォーラム」を開催した。同フォーラムでは、登壇者が5・18民主化運動を「暴動」と主張し、会場で抗議の怒声が飛び交う騒動となった。これに対しイ議員は、「5・18について現時点で新たな資料が出てきたのであれば、それに照らして検証してみようという趣旨の討論会だった」と説明した。

 このフォーラムについて、金代表は今月15日、光州広域市で開催された全党大会の合同演説会で「李眞淑を除名できないなら、国会法を改正して1年間の資格停止で国会から追い出す」とした上で、「女の全斗煥(チョン・ドゥファン)も、女のヒトラーも、大韓民国に足場を築かせない」と述べていた。

 これに対し、警察署を訪れた李議員は「なぜ私が『女ヒトラー』なのか」と疑問を呈し、政治的批判の範囲を超えた悪意ある人身攻撃だと主張した。また、与党側が当該発言を「政治的修辞」と擁護していることについて「これは非常に深刻な発言だ」と反発し、「李在明(イ・ジェミョン)がやれば何でも正しく、金民錫がやれば何でも正しいというのか」と批判した。「市民の皆様が不公正だとお考えなら、私と共に戦ってほしい」と訴えた。

■「被害者を装うな」 与党は即時除名と懲戒を要求
 一方、与党・共に民主党は李議員の告訴対応に対し強硬な姿勢を見せている。同党のイ・ヨンウ報道官は24日の記者会見で、5・18民主化運動を「暴動」と貶める主張が出た討論会を国会で開催しておきながら、批判者を告訴した姿勢について「逆ギレだ」と断じた。

 YTNは、イ報道官が「イ議員は被害者を装って告訴状を書くのではなく、国会議員辞職願を書くべきだ」と指摘したと報じている。さらに民主党は「国民の力」に対し、不適切な討論会を開いたイ議員を処分しない姿勢は「5・18の冒涜に同調する行為だ」と批判し、イ議員の即時除名を求める方針だ。

【編集長の韓察眼】
暴言を「政治的修辞」と擁護しながら政敵排除を図る姿勢は、言論の自由をめぐる不均衡を示している。李眞淑氏を巡っては、昨年10月「放送メディア通信委員会設置法」公布により免職となった経緯もある。不当な人身攻撃に対する警察の判断や、特定議員を念頭に置いた国会法改正の動向は法治の観点からも大きな懸念材料だ。与党が示唆する資格停止要求の行方と併せ、今後の展開を注視したい。

出典: 韓国KBS / YTN

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