救助完了後に「万全期す」? 李在明大統領、休日ゴルフ中の事故対応が矢面に

📌 この記事の3行要約
  • 大邱の崩落事故当日に李大統領がゴルフ場を訪問し、非公式日程が公開。
  • 救助後の対応や「公職者に退勤なし」の過去発言との矛盾を野党が追及。
  • 野党が特検捜査を求める中、言行一致を問われる政権の対応が焦点。

【韓察日報】大邱(テグ)市の商店街で天井崩落事故が発生した今月10日、李在明(イ・ジェミョン)大統領が家族と共にゴルフ場を訪れていたことが分かり、政界で波紋が広がっている。野党からの追及を受けた大統領府は、事故対応に問題はなかったと強調するものの、野党側は過去の発言や過去の攻勢との矛盾を突いて批判を強めている。TV朝鮮などの報道によると、大統領府は野党の告発記者会見の直前に非公式なスケジュールの公開へ踏み切ったものの、野党は特別検察官による捜査まで求める事態に発展している。

■野党の会見直前に大統領府が電撃公開
 大統領府報道官室が立場を表明したのは11日の午後1時50分頃であった。これは、野党「国民の力」のチュ・ジンウ(朱晋佑)議員が映像公開を含む告発記者会見を予告していた時刻のわずか10分前だった。

 大統領府は「李大統領が10日、家族と共に泰陵ゴルフ場を訪れた」と認め、現場で大邱の事故報告を受け、関係機関に収拾を指示したと明かした。通常、大統領の非公式なスケジュールは確認しないのが原則だが、不必要な論争を防ぐために公開したと説明している。

 しかし、野党側の追及は収まっていない。チュ議員は同日、自身のSNSを通じて「負傷者の搬送は午前10時50分に終了していたにもかかわらず、大統領府が『救助体制に万全を期す』とのメッセージを出したのは昼の12時30分だった」と指摘し、ゴルフ場での報告や対応の実効性に疑問を呈した。さらに文化日報によると、チュ議員は過去に海軍兵士が行方不明になった際にも李大統領がゴルフをしていたと主張した。また、ゴルフ費用の出所や、長男のイ・ドンホ氏が大統領官邸に同居し税金でゴルフをしていないかについて「水道料金が証拠だ」と迫り、官邸側に回答を求めている。

■過去の発言と野党時代の批判がブーメランに
 今回の騒動により、今年1月に李大統領自身が年頭式で語った発言が再び注目を集めている。当時、李大統領は「公職者は24時間が勤務時間だ」と述べ、「公務員には退勤時間なんてありません。近所で火事が起きたり敵軍が攻めてきたりした時に『もう退勤した、休日だ』なんてことがあり得ますか」と安全管理責任を強く強調していた。

 さらに「国民の力」側は、現与党「共に民主党」が過去に野党立場だった頃の言動を引き合いに出して反撃を強めている。2022年の首都圏豪雨の際、当時の共に民主党は尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が自宅から電話で対応したことについて「姿すら現さない電話司令塔」「ステルス機になったのか」と激しく批判していた。

 大統領府は今回の事故対応に落ち度はなかったとの立場を崩していないが、「国民の力」のナ・ギョンウォン議員らは、野党時代に相手へ突きつけていた厳格な基準を自らにも同様に適用すべきだと訴え、特別検察官による真相解明の捜査を促すなど、政局の冷え込みは避けられない情勢だ。

【編集長の韓察眼】
ゴルフ中の事故対応を巡る論議は今年7月に続き2回目となるが、前回は公式見解を出さなかった大統領府が野党の会見直前に公開へ踏み切った姿勢の変化が目を引く。野党時代の厳しい追及基準が自らに跳ね返る展開となり、言行一致を問う世論の反発は避けられない。特検捜査まで求める野党の攻勢に対し、今後政権与党がどう対応していくか注視したい。

出典: TV朝鮮 / 文化日報


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