「5・18聖域化」発言で物議、韓国大統領府が規制合理化委副委員長に厳重警告

政治

 【韓察日報】大統領直属の規制合理化委員会で副委員長を務めるイ・ビョンテ(李炳泰)氏が、高校野球部の懲戒処分を巡り「5・18民主化運動が聖域化している」などとSNS上で批判を展開した。TV朝鮮などの報道によると、大統領府は一連の発言を「政府所属機関の責任ある立場にある人物として不適切な振る舞い」と位置づけ、同氏へ厳重に警告し、再発防止を要請した。

 ことの発端は、野球の試合中に「スターバックスに行かなきゃ」という応援スローガンを叫んだことで、6カ月の出場停止処分を受けた培材高校野球部の事件だ。イ副委員長はこの処分をめぐり、自身のSNSで「5・18民主化運動が聖域になってしまった」と批判した。「いたずらに近い生徒たちの問題行動を大人たちが政治問題化してしまった」とし、「金日成の写真が雨に濡れるのを見て泣き叫ぶ北朝鮮のようだ」と投稿した。

 この発言を受け、与党からは「5・18は聖域である」として発言の撤回と謝罪を求める批判が相次いだ。しかしイ副委員長はその後、再びSNSへ投稿を行い、自身の主張の核心は「表現の自由」であると強調した。「ソウルの中心部で金日成万歳と叫んでも許されるべきだ」と意見を曲げず、5・18に限らずいかなる事案も聖域化してはならないとの認識を示した。

 イ副委員長はインタビューに対し、「(民主主義は)基本的人権を尊重することから完成されるものですが、その5・18について(少しでも)特定の陣営が語る内容と異なることを言えば処罰すべきだと言うなら、基本的人権を否定することになり、自己矛盾に陥ります」と述べ、自身の正当性を主張した。

 大統領府の警告や与党からの解任要求に対し、イ副委員長は「任命権者である大統領が、受け入れられない逸脱だとお考えなら、いつでも任命権を行使すればよい」と強気の姿勢を崩していない。ただし、物議を醸した北朝鮮への比喩については「敏感な表現で誤解を招いた」とし、該当するSNSの投稿を削除した。

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