【韓察日報】尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権で国家安保室第1次長を務めたキム・テヒョ(金泰孝)氏が10日夜、勾留された。キム元次長は「12・3非常戒厳令」の当時、米国など主要な友好国に戒厳令を正当化するメッセージを伝えた疑いが持たれている。TV朝鮮などの報道によると、ソウル中央地裁は「証拠隠滅の恐れがある」として勾留令状を発付した。
■友好国へ「正当化」のメッセージ伝達か
キム元次長は非常戒厳令の布告直後、主要な友好国に対して戒厳令の正当性を宣伝した疑いが持たれている。当時伝えられたメッセージには、「自由民主主義を守るため、憲法の枠内で政治的な意思表示を行ったもの」という趣旨が盛り込まれていたという。
疑惑が最初に浮上した際、キム元次長は「完全な虚偽だと思います。時期も内容もすべて嘘です」と全面的に否定していた。昨日、勾留令状の実質審査のためソウル中央地裁に入廷した際も、報道陣からの問いかけに対し「次の機会に申し上げます」と述べるにとどまった。
■総合特検、尹前大統領の指示の有無を捜査
総合特別検察官(総合特検)は、拘束したキム元次長に対し、尹前大統領からの指示があったかどうかなどを追及する方針だ。クォン・ヨンビン特検補は昨日、「戒厳令を正当化するメッセージを海外に発信したことが、誤った行為であることは明らかになったと思います」と指摘した。
また特検は、安保室から戒厳令正当化文書を受け取った国家情報院が、米中央情報局(CIA)に関連内容を説明したという疑惑についても捜査を展開している。これに関連し、チョ・テヨン前国家情報院長とホン・ジャンウォン前国家情報院第1次長についても合わせて捜査を進めている。


