明泰均疑惑無罪 特検・弾劾を主導した韓東勲氏が孤立、保守陣営から責任論噴出

📌 この記事の3行要約
  • 明泰均疑惑の無罪判決を受け、特検を主導した韓東勲氏への責任論が噴出。
  • 尹前大統領の弾劾や保守壊滅を招いた元凶とされ、李俊錫氏らも連携を拒絶。
  • 本人は反論し再編を模索するも四面楚歌で、孤立打開への道は極めて険しい。

【韓察日報】政治ブローカーの明泰均(ミョン・テギュン)氏をめぐる世論調査疑惑で関係者への無罪判決が下されたことを受け、野党・国民の力をはじめとする保守陣営内で、無所属の韓東勲(ハン・ドンフン)議員に対する責任論が急速に噴出している。MBNなどの報道によると、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弁護人を務めた金桂利(キム・ゲリ)弁護士は、ハン氏が前大統領を政治的に孤立させて弾劾へ追い込み、保守勢力を壊滅させた張本人であると激しく非難し、公式謝罪を強く要求した。折しも同疑惑で無罪判決を受けた呉世勲(オ・セフン)ソウル市長を中心に保守再編の機運が高まる中、ハン氏を「党内分裂の元凶」と指弾する声が相次ぎ、波紋が広がっている。

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■金桂利氏「弾劾でトップになれると錯覚か」と謝罪要求
 キム弁護士は24日、自身のSNSを通じ、「ハン・ドンフン氏は責任を取るべきだ」と主張した。同氏は、金建希(キム・ゴンヒ)特検が起訴したミョン・テギュン事件や、海兵隊員殉職事件の特検が起訴したイ・ジョンソプ元国防部長官の事件を挙げ、「どれもハン氏が問題を拡大させたものだ。党員掲示板問題をそこまで隠したかったのか」と追及した。

 ハン氏の姿勢が現与党・共に民主党を勢いづかせたと断じ、「全てあなたが民主党の『第2中隊』として先頭に立って圧力をかけたおかげで、民主党は一事不再議の原則も無視して特検法を強行可決させたが、結局はどちらも無罪だった」と指摘した。その上で、「大統領を孤立させ、保守勢力を壊滅へと導いたハン氏はなぜ一言の謝罪もないのか」と詰め寄り、「大統領を弾劾させれば自分がトップになれると思ったのか。尹前大統領や呉市長、李俊錫(イ・ジュンソク)氏らを全員排除すれば自分がトップになれると思ったのか」と厳しく問い詰めた。キム弁護士は、ハン氏からSNSをブロックされたことを明かしつつ、「誰かが本人に伝え、人としての筋を通すために必ず謝罪してほしい」と付け加えた。

■李俊錫氏も同調「政略で党内に手榴弾」保守大統合論を拒絶
 ハン氏に対する批判は法曹関係者にとどまらない。MBCの報道によると、改革新党の李俊錫議員もラジオ番組に出演し、オ・セフン市長がミョン・テギュン世論調査費肩代わり疑惑の控訴審で無罪判決を受けたことに言及した。「民主党の主張に同調し、尹前大統領や金建希夫人、私や洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏、呉市長らを追い出す好機だと騒ぎ立てていた勢力がいた」と振り返った。

 イ議員は「自身の政略的な目標のために身内に手榴弾を投げ込んだ人物は、自ら名乗り出るべきだ」と主張した。司会者から「ハン・ドンフン議員が思い浮かぶ」と水を向けられると、「法曹出身者による政治は消え去るべきだ。思い浮かぶ名前があるなら、おそらくその人だろう」と述べ、対象がハン氏であることを否定しなかった。劉承旼(ユ・スンミン)元議員が連日訴えている呉市長、ハン氏、イ議員らによる「保守大統合論」については「同意できない」と一線を画し、呉市長がハン氏との合流を提案した場合についても「裏で工作を行う人物がいてはならない」と述べ、連携を拒絶する意向を強く示した。

■ハン氏は「裏切り者」批判に反論、連携模索も前途多難
 四面楚歌の様相を呈する中、当事者であるハン・ドンフン議員は自らの正当性を主張している。JTBCなどの報道によると、ハン氏は25日のテレビ番組に出演し、保守陣営の一部から向けられている「裏切り者」という批判について「国民を裏切ったことはない」と真っ向から反論した。ハン氏は「戒厳令を阻止したことを根拠に言われているのだろうが、戒厳令は防ぐべき事態であり、自分はすべき役割を果たしただけだ」と述べ、批判的な支持層に対しても対話を通じて丁寧に説明を重ねていく方針を示した。

 オ・セフン市長に対しては「非常に合理的な方で、保守陣営の勝利に向けて力を合わせ、共に歩むべき相手だ」と評価し、連携に前向きな姿勢を見せた。しかし、尹前政権の弾劾および保守分裂の引き金を引いた責任を問う声は根強く、イ・ジュンソク議員ら主要政治家からの拒絶反応も強いことから、ハン氏が掲げる保守再編への関与には極めて厳しい視線が注がれている。

【編集長の韓察眼】
与党から娘の米大学進学疑惑で捜査を迫られるハン氏は、一層孤立を深めている。党員掲示板問題が曺国氏一家に対する捜査と比べて一向に進展しない実態は極めて不可解だ。彼を保守再編の柱として連日取り上げてきた一部メディアの責任を巡る議論がどこまで進むか注視したい。

出典: MBN / JTBC / MBC



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