「ストロー発言」謝罪したチュ知事、身内の「チューチュー」暴言と未執行467億ウォン指摘で窮地

📌 この記事の3行要約
  • チュ知事が消防侮辱発言を再謝罪も、身内の暴言で辞任要求へ発展。
  • 消防安全交付税467億ウォンの未執行と現場到着率の低迷が発覚。
  • 財政難を言い訳にする道政の矛盾を暴き、実効的な現場強化を問う。

【韓察日報】京畿道のチュ・ミエ(秋美愛)知事(共に民主党)による「消防の財政吸い取り」発言を巡り、国政監査の場で再度の謝罪が行われたものの、現場や政界からの反発が収まらず波紋が拡大している。さらに国政監査の場では、与党議員による擁護発言が新たな失言騒動へと発展したほか、京畿道における消防安全交付税の大幅な執行遅れや現場対応力の低下といった実態も次々と浮き彫りとなった。MBCなどの報道によると、チュ知事への辞任要求や党内からの懲戒要求が相次ぐ中、道政の消防行政に対する姿勢そのものが厳しく問われている。

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■チュ知事の再謝罪も収まらぬ怒り 与党議員のさらなる「失言」で火に油
 チュ知事は国政監査の場に喪章をつけて出席し、「最近、私の発言で心に傷を負われた消防官の皆様にも、心からお詫び申し上げる」と陳謝した。チュ知事はこれに先立ち、殉職した消防官の告別式でも謝罪の意向を示していたが、その直後に「謝罪を望まれるなら謝罪する」と発言したことで火に油を注ぎ、批判が一層強まる結果を招いていた。

 重ねての謝罪にもかかわらず、現場の怒りは収まっていない。消防統合労組は「不適切な言動の責任を取り辞任せよ」と強く要求した。与党「共に民主党」内からもチュ知事の懲戒を求める声が噴出しているが、党指導部はひとまず懲戒の議論よりも予算や待遇改善といった政策的対応に注力する構えだ。

 こうした中、国政監査ではチュ知事を擁護しようとした与党議員の失言がさらなる混乱を招いた。共に民主党のプ・スンチャン(夫勝粲)議員が「国家公務員であるにもかかわらず地方自治体が負担しているのだから、文字通り財政をチューチュー吸い尽くしていることにならないか」と発言した。これに対し、野党「国民の力」のキム・ウンヘ議員は「国民も耳を疑ったはずだ。あまりにも衝撃的だ」と猛反発した。事態を重く見た共に民主党のキム・ミンソク代表は、プ議員に厳重警告を発するとともに、発言の経緯を職権で調査するよう党倫理審判院に指示した。

■交付税467億ウォンが未執行 現場到着率の低迷も浮き彫り
 失言問題にとどまらず、京畿道における消防行政の実態に対しても厳しい追及が行われた。JIBSの報道によると、国政監査では京畿道の消防予算執行実績や現場対応能力の不備が浮き彫りとなった。

 野党「国民の力」のキム・ミエ議員が提示した資料によると、京畿道が今年交付された消防安全交付税1,272億ウォンのうち、9月末時点での執行額は805億ウォン(執行率63.3%)にとどまり、未執行額は467億ウォンに上る。昨年の執行率も95.37%と全国18の消防本部(市・道)中17位で、全国の未執行総額101億ウォンのうち過半にあたる59億ウォンを京畿道が占めていた実態が明かされた。

 さらに、京畿道南部における火災現場への「7分以内到着率」は57.8%と、全国平均の69.1%を11.3ポイントも下回っていることが判明した。キム議員は、消防官の防護装備や老朽装備の更新に未執行予算を早急に投入するよう迫るとともに、来年上半期までに消防力強化計画を策定するよう要求した。これに対しチュ知事は、交付金の執行状況を点検した上で機材の更新を進めると答弁し、追加で必要な消防車両6台については来年度予算へ反映させる方針を示した。

【編集長の韓察眼】
「謝れと言われたので謝る」という謝罪の稚拙さもさることながら、プ議員の思慮を欠いた擁護発言は国民感情を軽視し支持率低迷に喘ぐ与党の現状を映す。京畿道の累積債務を巡る李在明・金東兗知事時代への責任追及も、予算未執行が明るみに出たことで本件においては説得力を完全に欠く。今後は実効性ある現場強化へ転換できるかが焦点となる。

出典: MBC / JIBS


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