投票者数の集計値と確定値、投票所3558カ所中1971カ所で誤り 韓国統一地方選

【韓察日報】6月3日に投開票が実施された韓国統一地方選挙において、投票所の現場で集計された投票者数と最終的に確定した数値との間に大幅な誤差が生じていることが明らかになった。チャンネルAなどの報道によると、全国3558の邑・面・洞のうち1971カ所で選挙当日の集計値と最終的な投票者数の間に差異が発生しており、統計操作の可能性も指摘されている。これを受け、検察・警察合同捜査本部がデータ入力の経緯や虚偽入力の有無について捜査を進めている。

■全国29カ所で100人以上の数値差…最大で600人超の減少も
 祖国革新党のチョン・チュンセン議員室が10日、選挙管理委員会(選管)から提出された「第9回全国同時地方選挙の投票者数現況」資料を分析した結果、100人以上の差が生じた地域はソウル、京畿、全北、忠南、江原、慶北、釜山など29カ所に上るという。

 減少幅が最も顕著だったのは京畿道安城市公道邑の第4投票所で、午後6時時点の2105人から最終集計では1494人へと減少し、暫定集計の29%に相当する611人が抜け落ちた。これに関連し、YTNはソウル市冠岳区三成洞でも381人の減少が確認されたと報じている。一方、数値が増加した地域もある。釜山市水営区広安1洞では午後6時時点の7137人から最終集計で7922人へと785人(10%以上)増加した。さらにYTNによると、ソウル市江南区開浦2洞でも147人の増加が確認されたという。

■選管は集計の仕組みによる誤差と説明
 選挙当日の投票者数は、投票管理官が手作業で確認して管轄選管に報告し、これをシステムに入力して集計する。投票終了後に残りの投票用紙などを確認して暫定値を算出し、最終投票者数は開票過程で確認された実際の投票用紙数を基準に確定する仕組みだ。選管側は、時間帯別の投票者数が暫定値であるため、手作業やシステム入力の過程で最終数値との間に差異が生じ得ると説明する。

しかし、当日の投票率は有権者の投票行動や各陣営の選挙戦略に影響を与える重要情報であるため、集計や修正過程の透明性を確保すべきだという指摘が根強い。

■合同捜査本部がアクセス履歴を分析 家宅捜索で真相解明へ
 合同捜査本部は、選管関係者が選挙終了後にシステムへ再接続してデータを修正した記録を確保し、誤入力の修正において定められた手順に従ったか、他投票所や時間帯へ数値を分散して計上したり虚偽入力を行った事例がないかを精査している。アクセス記録や入力履歴、内部報告手続きを照合し、単なる誤記修正なのか意図的な数値の改ざんなのかを究明する方針だ。

 今後の捜査手法についてYTNは、合同捜査本部が家宅捜索を通じて関連資料を確保し、虚偽入力の有無を調査する計画だと報じている。ただし、現時点では関係者の立件や強制捜査は行われておらず、故意性や違法性の証明には追加の立証が必要とされる。

【編集長の韓察眼】
 過半数の投票所で生じた集計値の不整合は、現場の入力ミスで済まされない重大な事案である。手作業に頼る運用上の課題洗い出しに加え、システム修正における違法性の有無を徹底究明することが欠かせない。民主主義の根幹を揺るがす問題だけに、捜査による法的解明と選管によるプロセスの可視化がどこまで進むか注視したい。

出典: チャンネルA / YTN

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