【韓察日報】2026年北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグ敗退以降、警察による家宅捜索や監督選任問題、さらには過去の外国人審判に対する「性的接待」疑惑といった相次ぐ不祥事に揺れる大韓サッカー協会は8日、公式謝罪文を発表して組織の刷新を約束した。SBSなどの報道によると、協会は「喜びと歓喜をお届けすべき本来の機能を失い、文字通り痛ましい状況に陥った」と頭を下げ、「非難と批判を胸に刻み、刷新の機会としたい」と謝罪した。
■日本人審判を含む10人以上に接待か 国際的スキャンダルへ発展
今回の問題は、2011年と2012年に韓国国内で開催された代表戦において、外国人審判や監察官に対して性的接待が行われたとされる疑惑である。イギリス、フランス、ドイツ、ベトナムなどの海外メディアがこの不祥事を集中的に取り上げる中、特に自国の審判が対象として指名された日本国内において緊張が高まっている。
JTBCは、計7試合で10人以上の外国人審判が性的接待を受けたと伝え、佐藤隆治氏や西村雄一氏といった審判が関与したと報じた。特に2012年のブラジルW杯アジア地区予選で主審を務めた人物に注目が集まっており、日本国内ではJリーグの開幕を前に審判の割り当てを見直すべきだという指摘が出ている。
これに対し大韓サッカー協会は、「現在はこのような不適切な行為や法人カードの不正使用は一切発生していない」と釈明し、国家代表選手たちの成果や努力が誤解されないよう切実な思いを明かした。
■10年間に及ぶ隠蔽疑惑と問われる組織改革
韓国サッカー界を揺るがす不祥事は性的接待問題にとどまらない。ホン・ミョンボ前監督の選任過程を巡っては、国会公聴会や警察による家宅捜索、市民団体からの告発など多角的な追及が続いている。
さらにJTBCは、今回の性的接待問題が文化体育観光部の監査で過去に発覚していたにもかかわらず、10年間にわたり公表されなかったとして、意図的な隠蔽疑惑が存在すると指摘した。海外メディアは、本件が国際サッカー連盟(FIFA)による制裁や協会内部の根本的改革にまでつながりかねない重大事案であると分析している。
TV朝鮮によると、協会は組織の透明性と道徳性を強化するため、サッカー協会会長の選挙制度改革を速やかに実施する方針だ。アジア大会やAマッチの準備を滞りなく推進すると発表したものの、2002年W杯ベスト4の偉業を誇る「アジアの強豪」の名誉と信頼は地に落ちている。
【編集長の韓察眼】
10年前の監査結果が伏せられてきた経緯は、大韓サッカー協会内に根深く存在する隠蔽体質を物語る。不祥事が海外メディアや審判員の実名報道へと波及したことで、一団体の枠を超え、国家的なスポーツガバナンスの真価が問われる事態に至った。FIFAからの制裁リスクも取り沙汰される中、会長選制度の刷新をはじめとする構造改革が形骸化しないか、今後の自浄作用のプロセスに注視したい。


