尹錫悦前大統領に懲役2年実刑判決 無償世論調査の受領容疑、贈賄側は法廷拘束

社会

【韓察日報】韓国のソウル中央地裁は、ミョン・テギュン氏から無償で世論調査の提供を受けたとして、政治資金法違反の罪に問われた尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対し、一審で懲役2年の実刑判決を言い渡した。TV朝鮮などの報道によると、世論調査を提供したとされるミョン氏にも懲役1年6月の実刑判決が下り、その場で法廷拘束された。

■尹前大統領夫妻とミョン氏の共謀を認定
 ソウル中央地裁の李珍官(イ・ジングァン)部長判事は、尹前大統領が金建希(キム・ゴンヒ)夫人と共謀し、ミョン氏から計2792万ウォン相当の世論調査を14回にわたり無償で提供されたと認定した。李判事は「ミョン・テギュン氏と被告人ユン・ソンニョル夫妻の間で、世論調査の提供に関する段階的かつ黙示的な意思の合致が成立したと見るのが妥当だ」と指摘した。

■党公認への影響力行使と量刑理由
 さらに裁判部は、尹前大統領が世論調査の見返りとして、ミョン氏から依頼された金映宣(キム・ヨンソン)元議員の公認を巡り影響力を行使したと判断した。「ミョン氏が世論調査を行っていることを知らなかった」とする尹前大統領側の主張について、裁判部は証拠と矛盾すると一蹴した。李判事は量刑の理由について「この裁判所や特別検事の尋問に対して、『証拠はありますか』、『証拠があるならそれを証拠として提出してください』と問い返して…」と言及し、反省の色が見られない点を指摘した。

■贈賄側も実刑、尹氏は司法を批判
 裁判部は、世論調査を提供したミョン氏に対しても懲役1年6月を言い渡し、法廷で拘束する措置をとった。

 尹前大統領は判決直後、「私は大丈夫だが、わが国の司法府の未来が心配だ」という言葉を残したと、弁護団は伝えた。

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