- 特検が投票用紙247万枚を検証終了も、搬出を巡り野党が阻止座り込み
- 被疑者の選管が指定する保管先や、集計差異・不審票の発覚に反発が激化
- 特検は厳格管理を強調するが、捜査の中立性と不正究明の行方が焦点
【韓察日報】147日間にわたりソウルのオリンピック公園に保管されていた投票用紙の全数検証が、約12時間の作業を経て終了した。しかし、検証終了後に特別検察官チームが投票箱を搬出する過程で、野党「国民の力」所属の立会人や議員らが搬出を阻止して座り込みを行い、警察官が出動するなど一時現場は緊迫した。TV朝鮮などの報道によると、検証作業は28日正午頃から始まり、29日午前0時頃に終了した。
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■247万枚を全数検証 投票箱搬出をめぐりもみ合い
28日正午に開始された、中央選挙管理委員会が保管する投票用紙に対する特検の検証作業は、オリンピック公園ハンドボール競技場で行われ、247万枚に及ぶ投票用紙を対象に12時間以上にわたって実施された。
特検は、投票用紙の枚数が公式の開票記録と合致しているか、偽造用紙が混入していないかを確認した。押印や印刷の不良などの異常が疑われる用紙については、撮影と署名を行った上で鑑定班へ引き渡し、異常が確認されたものは精密鑑定に向けて封印した。
現場では、ある投票箱に収められていた開票状況表(集計表)の記載枚数と実際の集計枚数との間に約100枚の差異が判明し、立会人から異議が申し立てられた。特検側はこの指摘を受け、捜査に必要な追加の精密検証を行うと明かした。
検証作業の完了後、特検が投票用紙をあらかじめ指定された場所に保管するため投票箱を持ち出そうとしたところ、野党「国民の力」のチャン・ドンヒョク(張東赫)代表ら立会人たちが「被疑者に証拠を渡すようなものだ」と強く反発し、搬出を阻止する座り込みを始めた。
特検チームと立会人らの睨み合いは未明まで続いたが、午前6時11分頃に警察官が出動し、投票用紙の搬出は完了した。
■証拠保全を強調する特検、選挙結果への即時影響は否定
野党側が搬入先での保管に対して強い反発を示したことについて、朝鮮日報は特検関係者の発言として「投票箱を保管する場所は中央選挙管理委員会が指定した場所だが、選管職員や部外者が無断で投票箱に近づけないよう、厳重な警備態勢が維持される」と報じている。特検側は保管場所における厳格な管理体制を強調し、証拠保全への懸念を払拭したい考えだ。
特検チームは、今回の検証作業はあくまで捜査活動の一環であると説明しており、検証結果が直ちに地方選挙の当落の確定や得票数に影響を与えることはないとの見解を改めて強調した。
【編集長の韓察眼】
与野党合意で成立した選管特検法は選管の不正全般を捜査対象としているが、その選管と全数検証を行い、証拠保全場所は選管指定だった。特検が立会人に録画を許可しなかった検証作業では、不審な投票用紙が多数目撃されているが特検の捜査対象外だ。現場で野党からのみ抗議を受けた特検による捜査の行方を今後も注視したい。
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