済州空港混乱にゴルフ場交通規制…李在明大統領の「市民生活軽視」に批判の声

📌 この記事の3行要約
  • 李大統領の専用機遅延や移動規制で市民生活に混乱が生じたことが判明。
  • 旅客機大幅遅延や道路封鎖を招き、野党は特権意識と準備不足を追及。
  • 大統領警備と市民の日常保護をどう両立させ、説明責任を果たすかが焦点。

【韓察日報】李在明(イ・ジェミョン)大統領の済州訪問に伴い、大統領専用機の離陸が当初の航空管制予定時刻より53分遅延し、一般旅客機の連鎖的な遅延や目的地変更といった運航ダイヤの大幅な乱れを招いたことが判明した。さらに野党側は、大邱市でのビル崩落事故当日に李大統領が行っていた休日ゴルフを巡っても、周辺の交通規制によって市民の日常生活に多大な支障を来したとして批判を強めている。メイル新聞などの報道によると、野党「国民の力」のチェ・ウンソク議員が入手した資料や独自の情報から一連の経緯が明らかになった。

■専用機出発遅延が波及 一般便に大幅な混乱
 チェ議員が入手した航空告示(NOTAM)資料によると、今月16日に済州国際空港で大統領専用機の運航に関連して設定された特別管制(発着制限)時間帯は午後7時50分から午後8時30分までだった。しかし、専用機が実際に済州空港を離陸したのは午後9時23分で、当初の終了予定時刻より53分遅れた。

 航空告示は航空機の安全運航に影響を及ぼす空域制限などを周知する公式通知だ。専用機の運航に伴って空域や滑走路に離着陸制限が設定されると一般機の運航も制限されるため、専用機の運航スケジュール変更が他の便へ連鎖的な支障をきたしたとみられる。

 実際、済州空港では同日夜、便の遅延や欠航が相次いだ。午後7時55分に済州を出発して釜山・金海空港へ向かう予定だった旅客機は約2時間45分遅れの午後10時40分頃に離陸し、金海空港の夜間運航制限などの影響により目的地を仁川空港へ変更した。航空会社側は乗客に対し、釜山までのタクシー代や補償金の支給を申し出る事態となった。一部の金浦行き旅客機も夜間運航制限によって仁川空港へダイバート(目的地変更)するなど、多数の利用客が影響を受けた。

■急遽決まった行事出席と準備不足への疑念

 野党側は、李大統領の全国体育大会(日本の国体に相当)開会式への出席が急遽決まったことで航空管制に支障が出たのではないかとの疑念を示している。関連する航空告示が行事の前日や当日にようやく発令された点について事前準備の妥当性を検証すべきだとし、開会式会場を離れた後も離陸までに時間を要した経緯や、実際の管制制限時間の延長の有無を速やかに開示・説明するよう求めている。

 チェ議員は「大統領は国民を空港で足止めし、与党代表は出演歌手が歌っている最中にマイクを横取りした。国民の時間と日常を軽んじる李在明政権の実態を浮き彫りにする場面だ」と指摘した上で、「李大統領は空港で長時間足止めされた国民に対し、遅延の経緯を詳細に説明し、直接謝罪すべきだ」と主張した。

■休日ゴルフに伴う交通規制も批判 市民生活への影響を追及

 ニュース1の報道によると、野党は事故対応を巡って批判を浴びた今月10日の休日ゴルフについても、大統領の移動に伴う交通規制で市民に迷惑をかけた点に焦点を当てて批判を強めている。

 同日午前には大邱市の商業ビルで天井が崩落し、30人余りが負傷する事故が発生しており、大統領府は李大統領が事故の一報を受けて人命救助を指示したと明かしている。しかしニュース1は、この事故対応そのものに加え、李大統領が軍運営ゴルフ場(泰陵CC)に向かう過程で生じた過剰な交通規制に対し、住民の不満が噴出していると報じている。

 チェ議員によると、警察による信号制御が行われたことで周辺住民が道路で長時間待たされ、「子どもの小児科の診察に遅れた」といった具体的な苦情や被害の声も寄せられているという。チェ議員は「国民が問うているのは、大統領に休息する権利があるかどうかではない。国民の生命と安全が脅かされる瞬間に、大統領の『私的な非公開スケジュール』のために国民の日常が犠牲を強いられていることだ」と主張し、市民生活に不当な負担を強いる李大統領の特権的な振る舞いを厳しく非難した。済州空港での混乱に加え、市民生活への相次ぐ影響が問題視されたことで、政権の姿勢に対する野党の攻勢は一段と強まる見込みだ。

【編集長の韓察眼】
歴代政権でも繰り返されてきた大統領警備優先の慣習は、市民の日常を損なう摩擦の火種となってきた。過去にも動線規制を巡る特権批判が求心力低下を招いた経緯があり、現地世論は危機管理の甘さを厳しく問う。野党が攻勢を強める中、大統領の保安と市民生活への配慮をどう両立させ納得を得るかが焦点となる。

出典: メイル新聞 / ニュース1

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