「兼職は原則」 長官候補ヨン・ヘイン氏が35分反論 辞職拒否・疑惑否定も警察は捜査着手

【韓察日報】 野党「国民の力」からの議員辞職圧力にさらされている性平等家族部長官候補のヨン・ヘイン(龍慧仁)基本所得党議員が、比例代表議員職を辞職せず正面突破する意向を明かした。チャンネルAなどの報道によると、ヨン候補は緊急記者会見を開き、議員と長官の兼職は法律上認められた原則であると強調するとともに、自身や家族をめぐる各種疑惑を全面的に否定した。しかし、夫への給与特恵疑惑などをめぐり警察が告発人調査に乗り出すなど、事態は法的な捜査へと発展している。

■兼職の正当性と疑惑否定を強調 野党「国民の力」に猛反論
 ヨン候補は35分間にわたる緊急記者会見を行い、野党の現職国会議員を長官候補者に指名した事例は金大中政権下の「DJP連合」以来であり、国会議員の閣僚兼職は法律が認める原則であると主張した。人事聴聞会の早期開催を求めた。

 併せて、党の地域事務所が農場やマンションだったとされる問題に対し、「忠清南道党委員長の自宅を事務所住所として登録しただけだ」と説明した。夫の党関与疑惑についても「40歳の労働者が6年間で月約250万ウォンの給与を受け取ったことに何の問題があるのか」と反論し、自身の所得で生計は十分維持できると語った。さらに、議員辞職を迫る野党「国民の力」に対し「内乱首謀者の防波堤に過ぎない」と強く批判した。

■特別党費の迂回疑惑や貴賓室利用も焦点 警察が捜査に着手
 こうしたヨン候補の反論の一方で、韓国KBSは警察が関連の告発状を受理し、告発人を対象とした調査など本格的な捜査に着手したと報じた。

 焦点となっているのは、2020年に約3億ウォンの特別党費を党に納付した際、その一部を配偶者の給与として支給したとされる「夫への給与特恵」疑惑だ。これについてイ・ジョンベ元市議らは、政治資金を迂回させた私的流用に当たる行為だと指摘している。さらに、家族旅行の際に金浦空港の貴賓室を利用した疑惑や、議員補佐陣に自身の子供を預けたとされる職権乱用疑惑も浮上している。警察は告発内容を基礎に、政治資金の収入・支出明細など関連資料の精査を進める方針だ。

【編集長の韓察眼】
ヨン氏の閣僚入りに反対する世論が7割に迫る強い不信感が、今回の局面悪化の背景にある。状況打開を狙った全否定の緊急会見は反発を強める逆効果を生み、警察の本格捜査着手で支持率にあえぐ政権への波及は必至だ。今後の人事聴聞会で疑惑の法的・倫理的妥当性をどこまで解明できるかが焦点となる。

出典: チャンネルA / 韓国KBS

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