- 金恵景夫人の出席行事に14億ウォン投入、前政権比3.7倍に急増
- 当局は需要拡大と反論するも、わずか11カ月の集中執行に疑惑噴出
- 単純比較の是非と共に、行事の実質的な外交成果と説明責任が必要
【韓察日報】文化体育観光省は22日、プレスリリースで、李在明(イ・ジェミョン)大統領の金恵景(キム・ヘギョン)夫人が出席する行事への支援予算が増加したという疑惑に正面から反論した。韓国SBSなどの報道によると、同省は「夫人のための個別の予算は組んでいない」と発表し、同省が主催する文化行事に夫人が出席しただけであり、関連予算の増加は世界的な「K-カルチャー」の需要拡大に伴うものだと説明した。
■過去政権との比較と予算急増の疑惑
これに先立ち、あるメディアは昨年9月から今年7月にかけて、李大統領の同行なしに金恵景夫人が単独で出席した行事の支援に14億1100万ウォンが充てられたと報じた。この金額は、金建希(キム・ゴンヒ)夫人や金正淑(キム・ジョンスク)夫人関連の予算を大幅に上回る規模だとしている。
この点について週刊朝鮮は、金建希夫人関連の行事4件には3億7860万ウォン、金正淑夫人関連の行事3件には2億3800万ウォンがそれぞれ充てられたと報じている。金恵景夫人が出席した行事に執行された予算は、金建希夫人関連の約3.7倍、金正淑夫人関連の約5.9倍に達する。
過去の両夫人に関する予算が大統領在任期間全体を基準に集計されたのに対し、今回の金恵景夫人関連の予算は約11カ月間に執行された金額であるという指摘がある一方、週刊朝鮮は、行事の件数や規模、性格が異なるため、予算総額だけで単純に比較することは難しいと報じている。
■文化体育観光省の猛反発と行事の実態
文化体育観光省は、大統領夫人のために計上された個別の予算は存在しないと反論した。同省と在外韓国文化院が現地の需要を考慮し、現地公館などと協議を経て企画した海外行事であり、訪問日程などの都合がついたため夫人が出席したに過ぎないと説明した。
関連予算の増加についても、海外での関心の高まりにより参加者や観客が大幅に増えているためだと説明している。実際、金恵景夫人が今年4月に大統領のインド訪問日程に合わせて出席したニューデリーでの「K-POPコンテスト」では、観客数が昨年の800人から今年は3000人に急増した。
週刊朝鮮の報道によると、崔輝永(チェ・フィヨン)文化体育観光相は同省の所管業務をファーストレディのための行事と見なすことに対して強く反発している。崔氏は「文化体育観光省が大きな行事を準備したからといって、それに出席したという理由だけで夫人のための行事だと表現するのは筋違いだと思う」と指摘した。
続けて崔氏は、「我々が日常的に行っている本来の業務について、それを夫人のための行事だと過小評価しないでほしい」と述べ、職員たちが大変な苦労をして行事を準備していると強調した。
【編集長の韓察眼】
当局による「訪問日程の都合がついた」との説明に対し、就任から間もない11カ月の間に集中した不自然さは否めない。野党時代に史上初の減額予算案を単独可決し特殊活動費を全額削減したものの、政権交代後に復活増額させた李在明政権の予算執行に世論の視線は冷ややかだ。額面上の予算比較にとどまらず、文化行事の実質的な外交成果に即した説明責任が果たされるか注視したい。

