「責任は全て北朝鮮に」 韓国軍がDMZで埋設地雷を爆破除去 「相応の措置」開始

【韓察日報】韓国軍と国連軍司令部は、西部戦線の非武装地帯(DMZ)で発生した地雷爆発事故を受け、軍事境界線(MDL)南側に埋設された北朝鮮軍の地雷に対する爆破除去作戦を開始した。韓国KBSなどの報道によると、今回の作戦は北朝鮮の挑発に対する「相応の措置」の第一段階であり、韓国軍は北朝鮮に対し、負傷した将兵への謝罪と自発的な地雷除去を促している。

■DMZで初の爆破除去
 先月21日に爆発事故が起きた西部戦線のDMZ現場において、韓国軍と国連軍司令部は地雷の回収ではなく、安全性を考慮した爆破処理による除去に着手した。非武装地帯内で実力行使によって地雷除去を実施するのは今回が初めてである。

 合同参謀本部のクォン・デウォン次長は、「非武装地帯の平和と我が軍の将兵の安全のため、MDL以南に設置された地雷の除去作戦を継続して実施していく」と強調した。また、韓国国防研究院のユ・ジフン研究委員は、「休戦協定違反によって生じた軍事的リスクを相応の水準で排除し、さらなる行動には明確な代償が伴うことを示す狙いがある」と分析した。

 韓国政府は今月1日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催し、北朝鮮の違法なサイバー活動を対象とした独自制裁など、相応措置の具体化に向けた協議を進めている。

■埋設地雷は「プラスチック製」と判明 国境要塞化に伴う設置か
 事故現場の精密調査と責任追究をめぐり、軍当局は警戒を強めている。TV朝鮮は、カン・シンチョル(姜信哲)国防部長官が6日、今回の事故におけるすべての責任が北朝鮮にあることを明確にし、国家安全保障に向けたいかなる行為に対しても断固として対応する意向を明かしたと報じている。

 現場調査では「プラスチック製対歩兵地雷」がさらに発見された。カン長官は先月29日の国会答弁において、この地雷が水害などで流失したものではなく意図的に埋設されたものであるとの見解を示し、北朝鮮が進める国境線の要塞化工作の過程で設置された可能性を指摘した。

 また、韓国軍は今回の事故で負傷した将兵の早期回復を祈るとともに、治療と回復に専念して任務や軍生活を継続できるよう、手厚く支援する方針だ。

【編集長の韓察眼】
韓国軍が北朝鮮に求める謝罪や自発的な地雷除去は冷え込む南北関係のもと実現性が極めて低い。設置時期や範囲、地雷数の詳細な検証を欠いたまま臨む独自の爆破処理は困難を極める見通しだ。警戒不備や事態放置をめぐる軍自体の責任追究と、北に対する「相応の措置」を注視したい。

出典: 韓国KBS / TV朝鮮


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