中国人客の集団割り込み 、仁川空港出国ロビーで発生相次ぐ

社会

【韓察日報】仁川国際空港の出国ロビーで、中国人行商人とみられる乗客による無秩序な集団割り込み事態が相次いで発生し、空港当局が対策に乗り出した。今月だけで5回発生し、案内係が人波に巻き込まれて負傷する騒動も起きている。国民日報などの報道によると、当局は特定の時間帯における旅客需要の急増が原因であるとみて、パーテーションの設置や安全要員の増員、警告文の表示といった再発防止策を速やかに実施し、空港内の秩序維持と安全管理に最善を尽くす方針だ。

■待機列のベルトパーテーションを無視して突進、職員の負傷も
 今月2日未明、第1旅客ターミナルの搭乗手続きエリアで、数十人の中国人客がカウンターの開放と同時にベルトパーテーションを無視して殺到する騒動が起きた。彼らは順番を無視し、腰をかがめて遮断線の下からスーツケースを押し込みながら、我先にと入場した。

 また、今月8日午前7時頃にも、第1旅客ターミナル3階Eカウンター(中国南方航空)で強引な割り込み行為が発生した。現場で案内していた職員が人波に巻き込まれ、打撲傷や擦り傷を負うケースもあった。大混乱の状況はネット上で拡散され、大きな波紋を呼んでいる。

■大型機への変更で競争激化、SNSの噂は否定
 空港当局は、特定の時間帯に旅客需要が急増したことで発生した問題とみている。最近、仁川と中国を結ぶ主要路線の旅客機が、従来のA320からA350型機に変更され、座席数が約100席増えた。これに伴い、先に手続きを済ませようとする行商人たちの列に並ぶ競争が激化したという。

 なお、一部のSNSで「ビザ免除政策に伴う入国ロビーでの無秩序行為」という主張が提起されている一方、TV朝鮮は空港公社が「ビザ免除入国とは全く無関係だ」とし、関連性を否定したと報じている。

■物理的阻止と警告文で厳格対処へ
 事態の深刻さを認識した仁川空港の関係機関は、秩序の維持と乗客の安全のために随時、現場点検を実施している。TV朝鮮の報道によると、空港当局は2段式のベルトパーテーションを設置して物理的に割り込みを防止する計画だ。

 さらに空港公社は、現場への安全要員の追加配置や、「安全が脅かされる場合は手続き不可」という内容のデジタル警告文を表示するなど、厳格に対処する方針だ。当該航空会社とも緊密に連携し、対応を進める。

 今回の事態に関連し、空港関係者は「中国現地での取り締まり強化と相まって、密輸業者の出国が減り、割り込み問題は一時的に解消されたが、いつでも再発する可能性があるため、状況を注視している」と明かした。

 しかし、仁川空港では長期滞在者がベンチや充電施設を独占したり、トイレで洗濯や入浴を行ったりするなど、公共の秩序を乱す行為も引き続き発生しており、依然として課題が残っている。

出典: 国民日報 / TV朝鮮

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