スタバ応援歌で「5・18侮辱」 培材高野球部員2名が退部の意向固める

【韓察日報】今年6月の試合中に5・18光州民主化運動および光州地域を貶める不適切な応援で、大きな批判を浴びた培材(ペジェ)高校野球部の生徒が、相次いで野球を辞める意向を固めた。韓国KBSなどの報道によると、応援を主導した中心メンバーらへの懲戒処分は完了したものの、問題が政界や社会的論争にまで発展したことで事態が深刻化し、校内で野球を継続することが困難になった模様だ。

■スタバ応援歌の社会的波紋
 培材高校野球部は今年6月29日、光州第一高校との試合中、「行かなきゃ、行かなきゃ、スターバックスに行かなきゃ!」「タンクデー!」といった、5・18民主化運動を侮辱するスローガンを連想させる応援の掛け声を叫び、大きな物議を醸した。

■相次ぐ退部と転校の動き
 問題の発覚後、応援を主導した2人の生徒のうち1人が野球を辞める意向を学校側に伝え、もう1人の生徒は野球部のある別の学校への転校を検討している。また、他の生徒数名も培材高校を離れて転校を模索しており、波紋はさらに広がる見込みだ。一方、MBNは関係者の話として、不適切な掛け声を先導した生徒2人ともに野球部を辞める意向を学校側に伝え、自主的に選手生活を終える方針であると報じている。

■寛大な処分要請も社会的論争収まらず
 事態を受け、培材高校野球部の部員36名全員と教職員は先月、光州一高を訪れて直接謝罪し、国立5・18民主墓地を参拝して反省の意を示した。光州一高の校長や同窓会側もこの反省を受け入れ、大韓野球ソフトボール協会に対して寛大な処置を訴えた。光州一高のホン・ギョンピョ総同窓会長は「過ちを深く悔い、心から許しを請う生徒たちの胸に烙印を刻むようなことは、私たちが望む道では決してない」と述べた。

 この要請を受け、同協会は当初下していた6カ月の出場停止処分を1カ月へと軽減した。これとは別に、ソウル市教育庁からの重い処分や学校側の自主処分として、応援を先導した生徒2名には重い懲戒処分、これに同調して叫んだ生徒10名には軽微な懲戒が下され、該当生徒らは大会に出場しなかった。培材高校のイ・ジャンファンコーチも「選手たちも同様だが、深く反省している。本当に申し訳なく思っている」と謝罪した。

 一連の懲戒処分自体は終了したものの、事態が政界まで巻き込む社会的論争へと発展したため、培材高校で野球活動を続けることへの心理的・環境的負担が決定打になったとみられる。

【編集長の韓察眼】
当事者の謝罪や処分軽減が成立したにもかかわらず退部に至った背景には、ネット上で横行する差別表現の無自覚な消費と、過剰追及を緩めない世論の不寛容さがある。過熱する処罰感情と韓国政界の過激な言説の狭間に立つ若者たちは何を思うか。今後の議論を注視したい。

出典: 韓国KBS / MBN


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