打倒キム・オジュン? 「民主党TV」9月開局、主導権確保狙う金民錫代表

【韓察日報】共に民主党のキム・ミンソク(金民錫)代表が党公式YouTubeチャンネルの刷新に乗り出し、新たなチャンネル「民主党TV」を9月2日に開局する予定であることが判明した。JTBCなどの報道によると、党の政策や懸案事項に関するメッセージの発信主導権を党自ら確保し、外部チャンネルへの依存から脱却を図る狙いがあるとみられる。

■朝7時の情報発信で党のニュースを一元化
 「民主党TV」は、現在運用中のチャンネル「デイリー民主」(dailyminjoo)の名称を変更する形で開局される。毎朝7時から1時間から1時間半にわたり生放送を行い、党が推進する主要政策の解説や懸案事項のバックブリーフィングを実施する方針だ。

 キム代表は8月20日、「党のすべてのニュースは『民主党TV』を通じ、早朝の放送から始まるべきだ」と述べて自らチャンネル改編を指示した。民主党の主要関係者は「党のニュースを直接伝え、推進の背景や理由を詳しく説明する詳細なバックブリーフィングと捉えてほしい」と語り、可能であればキム代表自らが直接出演してマイクを握る案を推進すると明かした。

■「キム・オジュンのニュース工場」と主導権争い
 民主党が早朝の時間帯に自前チャンネルをぶつける背景には、党外のYouTubeチャンネルに議題設定(アジェンダ)を握られてきた現状への不満がある。党内ではこれまで、与党寄り(進歩系)の傾向を持つ人気番組『キム・オジュンのニュース工場』によって党の方向性や話題が主導されることに対し、快く思わない声も存在していた。放送時間が重なる点からも、世論形成の主導権を奪還しようとするキム代表の強い意志が反映されているとの見解が出ている。

■野党からは「キム・オジュン牽制」との指摘も
 この動きに対し、野党側からは冷ややかな視線が注がれている。改革新党のイ・ジュンソク(李俊錫)代表は今回の構想について、「キム・オジュンを見るなということだ」と分析した。さらに、文化日報は、イ代表が「現在の状況において大韓民国の党代表が戦うべき相手は中国の台頭ではなく、キム・オジュンの台頭である」と指摘し、政界におけるキム・オジュン氏の影響力と民主党内の葛藤を皮肉ったと報じている。

【編集長の韓察眼】
党代表選直後から鄭清来(チョン・チョンレ)派幹部がキム・オジュン氏の番組で新執行部批判を展開するなど、党内抗争がチャンネル刷新の背景にある。登録者数232万人を抱えるインフルエンサーの影響力は絶大であり、新設の「民主党TV」が対抗できるかは未知数だ。ネット上の空中戦を超え、自前の議題設定が現実政治を動かす力となり得るか注視したい

出典: JTBC / 文化日報


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