仁川空港出国ロビーに安全フェンス設置、中国人客の集団割り込み防止なるか

【韓察日報】仁川国際空港で中国人乗客らによる集団割り込みや不法喫煙といったマナー違反行為が相次ぎ、空港側が安全フェンスの設置や警告体制の強化に踏み切った。韓国SBSなどの報道によると、仁川国際空港公社は第1旅客ターミナル3階の出国ロビーEカウンターの進入路に安全フェンスを設置し、目立ちやすいシートを貼り付ける作業を完了した。

■集団突進で案内職員が負傷…SNS映像で物議
 今回の措置は、先月初めに同カウンターで発生した大規模な秩序混乱を受けたものだ。当時、列に並んでいた中国人行商人ら数十人が順番を無視し、キャリーケースを押しながら身をかがめて遮断線の下を一斉に我先にと入場する様子が捉えられた。この映像がソーシャルメディア(SNS)上で拡散すると、大きな批判が巻き起こった。

 カウンターの受付開始と同時に乗客が一斉に押し寄せたため、現場で案内を担当していた職員が人波に巻き込まれて擦り傷などの怪我を負う事態まで発生した。これに対し空港運営会社は、「乗客の安全を脅かす場合は手続きを拒否する」というデジタル警告文を表示するほか、強硬な物理的措置としてフェンスの設置を進めた。空港運営会社の関係者は「施設の補強以降、新たに割り込み問題は発生していない」とし、「今後も安全要員を随時配置するなど、空港内の秩序維持に努めていく」と語った。

■保安検査後の区域で電子タバコ吸う姿も…高まる利用客の懸念
 一方で、同空港における乗客の迷惑行為は割り込みだけにとどまらない。週刊朝鮮は、第1旅客ターミナルの搭乗口前で電子タバコを吸う女性を巡り、利用客の間で物議が広がっていると報じている。

 問題の女性は中国行きの便の搭乗を待っていた乗客で、周囲で中国語が飛び交っていたことや、指定喫煙室以外の場所で喫煙していたことから「中国人であると推定される」との指摘が上がった。現場は保安検査を終えた後の搭乗待機区域であり、空港内でも特に喫煙が厳格に禁止されている場所だ。こうした相次ぐルール違反や安全上のトラブル発生に対し、一般利用客の不安と懸念は日増しに高まっている。

【編集長の韓察眼】
 今回の混乱は個人のマナー問題にとどまらず、免税品転売を狙う行商人らの過剰競争という構造的課題に起因する。対症療法的なフェンス設置だけでは根本解決とならず、再発防止には手続きの自動化や厳格な罰則適用といった運用の抜本的見直しが不可欠だ。国際ハブ空港としての利便性と秩序維持をいかに両立させるか、当局の実効性ある手腕に注視したい。

出典: 韓国SBS / 週刊朝鮮

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