海外直輸入品から麻薬成分など有害物質検出相次ぐ…韓国当局が通関保留・販売中止の緊急措置

社会

【韓察日報】海外のオンラインショップやプラットフォームを通じて直輸入される食品や日用品から、麻薬成分や基準値を大幅に超える有害化学物質が相次いで検出され、消費者の安全に対する懸念が高まっている。韓国経済新聞やNEWSISなどの報道によると、韓国の食品医薬品安全処が直輸入品のゼリーや飲料など22品目から大麻を含む11種類の麻薬類成分を確認したほか、ソウル市の調査でも子供用サンダルから基準値の約285倍に達する有害物質が検出された。事態を重く見た各行政当局は、通関保留や販売中止要請などの緊急措置に乗り出している。

■海外直輸入食品から大麻成分が相次ぐ ゼリーや飲料に注意
 食品医薬品安全処は、米国やドイツなど大麻が合法化されている国のオンラインショップで販売されている海外直輸入食品のうち、麻薬類の含有が疑われる32製品について、サンプルを購入して検査を行った。その結果、22製品から大麻成分(THCなど)や、麻薬類であるミトラジニン、臨時麻薬類であるメセムブリンなど、計11種類の麻薬類成分が検出されたと発表した。

 検出された製品は栄養補助食品が9品目で最も多く、ゼリーが6品目、飲料が5品目、チョコレートとクッキーがそれぞれ1品目だった。特にゼリーや飲料は一般食品と誤認して摂取する危険性が高く、消費者の格別の注意が必要だ。一部の製品からはメセムブリンに加え、テオブロミンやL-ドーパなどの医薬品成分や、食品に使用できないカトゥアバなども確認された。カンナを原料とした12製品中9製品から検出されたメセムブリンは、同処が昨年から国内持ち込み規制対象として優先指定していた成分である。

 今回の検査は、今年1月に施行された「輸入食品安全管理特別法」の改正に基づき、法的根拠を整えた上で初めて実施された。麻薬類が検出された製品の多くは製造国や製造業者が表示されておらず、違法に流通した可能性がある。製造国が判明したのは米国産6品目とドイツ産1品目のみで、残り15品目は不明だ。食品医薬品安全処は関税庁に通関保留を要請したほか、オンラインサイトのアクセス遮断や有害商品販売遮断などの防止措置を講じた。

■子供用サンダルから基準値285倍の有害物質 ソウル市も警戒強化
 食品における麻薬成分の混入が問題視される一方、NEWSISは海外のオンラインプラットフォームを介して流通する子供用品からも深刻な危険物質が検出されていると報じている。

 ソウル市が夏シーズンに向け、アリエクスプレスやテム、シーインなどの海外オンラインプラットフォームで販売されている子供用の靴や玩具など21製品を検査したところ、5製品が国内の安全基準に不適合であることが判明した。

 特に子供用靴2製品からは、内分泌かく乱や生殖機能への悪影響を引き起こすフタル酸エステル系可塑剤が、基準値に対して最大284.6倍超過して検出された。このうちDEHP(ジエチルヘキシルフタレート)は、ヒトに対する発がん性が疑われる物質である。

 ソウル市は先月30日、該当の海外オンラインプラットフォームに対し、不適合判定を受けた5製品の販売中止を要請した。

出典: 韓国経済新聞 / NEWSIS

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