再選挙訴える人々は迷惑? 韓国人気女性お笑いタレントのパロディ動画が物議

社会

【韓察日報】韓国の人気女性お笑いタレント、イ・スジが出演するパロディ動画が、一部の演出をめぐり批判を浴びて再編集される事態となった。TV朝鮮などの報道によると、動画内において庁舎外の集会参加者を悪質な苦情客と同列に描写したことが物議を醸し、制作陣が該当場面を削除した上で謝罪文を発表した。

 今月14日、YouTubeチャンネル「ホットイシュージ」に、イ・スジが1年目の公務員として苦情客に対応する様子を収めたフェイクドキュメンタリー形式の動画が公開された。

 動画内のイ・スジは、業務が始まる前から書類の発行を要求し、身分証を投げつける市民と対峙する。「仕事もしないならそこに座って何してるの? 税金ばかり浪費してるじゃないか。私はたくさん納税してきたのにこれくらいやってくれないの?」と罵詈雑言を浴びせられる。また「テイクアウトのコーヒーを飲んだら、『公務員が何の税金でコーヒーを飲んでいるのか』という苦情が来て、今はこうしてインスタントのコーヒーを飲んでいるんです」という状況も描写された。スの路線や停留所の場所を尋ねられたり、婚姻届の提出を大声で祝ってほしいという要求まで続いた。休む間もなく苦情が殺到するにつれ、イ・スジの表情も次第に硬くなっていく。

 出勤直後に半ズボンを履いていたという理由でチーム長から指摘を受ける場面も笑いを誘うが、実際に公務員の63%がここ1年間で職場内でのパワハラを経験しており、82%が悪質な苦情を受けた実態も明らかになった。

 この過程で、庁舎の外で集会に参加している人々が「再選挙」と叫ぶ場面が登場し、イ・スジは「ここでそんなことをしてはいけません」と制止した。一部のネットユーザーは、この演出が集会参加者の行動を他の悪質な苦情事例と並べて配置し、「迷惑行為」として映るように仕向けたと批判した。

 物議が絶えない中、制作陣は問題となった場面を削除した上で謝罪文を掲載した。「ホットイシュージ」の制作陣は15日、動画のコメント欄を通じて「指摘された場面は、特定の事案や政治的立場を伝えようとする意図で使用したものではない」としつつも、「社会的に敏感な事案を十分に考慮せずに場面を使用したことは、制作陣の判断不足だった」と発表した。

 続いて「今回の件は出演者個人の政治的傾向や意思とは全く無関係だ」とし、「制作過程で細心の注意を払って検討できなかったため、出演者にまで不必要な誤解と負担をかけてしまった点を深くお詫びする」と謝罪した。その上で「今回の件を重く受け止め、今後はより責任ある姿勢でコンテンツを制作していく」と付け加えた。

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