【韓察日報】高校野球の試合中に5・18民主化運動を嘲笑する応援歌を歌ったとして、大韓野球ソフトボール協会(KBSA)から6カ月の出場停止処分を受けた培材高校野球部の選手たちが、「憎悪表現だとは知らなかった」とする経緯報告書を提出したことが分かった。TV朝鮮などの報道によると、選手らの大半は歴史的背景を知らなかったと釈明しつつも、反省の意を示しているという。
■経緯報告書で「歴史的背景は知らなかった」と釈明
9日、KBSAがパク・スミン議員の事務所に提出した培材高校野球部の選手である生徒36人の経緯報告書によると、大半の選手は「スターバックス」や「タンクデー」といった発言が民主化運動を貶める表現であるとは認識しておらず、歴史的背景も知らなかったと陳述した。
「スターバックスに行かなきゃ!」と先導したA君は、経緯報告書で「チームの雰囲気だけを考え、光州を貶めようという気持ちは絶対にありませんでした」とし、「ふと光州のスターバックスをめぐる論争を思い出し、そのような掛け声をかけました」と明かした。
また、「タンクデー!」と叫んだB君も、5・18民主化運動との関連性を知らなかったとし、「スターバックスでタンクデーイベントが行われたことを思い出した」「スターバックスで何が起きたのかも知らなかった」と経緯報告書で明かした。その上で、「相手を貶めたり嘲笑したりするために叫んだわけではない。過ちを認識し、反省している」と記した。
■一部生徒は制止、他の挑発行為も発覚
一方で、一部の生徒が当該表現を蔑称と認識し、「これはまずい。やめて」と警告して制止を試みた状況も記載されていた。
このほかにも試合中に転倒した光州第一高校(光州一高)の投手に対し、「なんでそんなことしたノ」「昨晩何してたノ」と野次を飛ばし、相手チームのコーチから抗議を受けていた。さらに、試合序盤から相手を嘲笑するような掛け声を浴びせ、審判や相手チームの走塁コーチから警告を受けていた事実も供述から明らかになった。
■全国大会6カ月出場停止処分、再審を申請
培材高校野球部は先月29日、青龍旗全国高校野球選手権大会の光州一高戦で一連の掛け声を上げ、物議を醸した。これを受けKBSAは今月1日、スポーツ公正委員会を開き、同校に対して全国大会への6カ月出場停止処分と、残り試合の没収試合(不戦敗)を議決した。
その後、培材高校側は今月6日にイ・ヒョジュン校長をはじめとする86人の訪問団が光州一高を訪れて謝罪し、光州一高側も翌日、寛大な処分を求める姿勢を示した。培材高校は8日、大韓体育会のスポーツ公正委員会に対し、懲戒処分に関する再審申請書を提出した。

