【韓察日報】韓国サッカー界で、代表監督の頻繁な交代による長期ビジョンの欠如と戦術の崩壊を懸念する声が上がっている。TV朝鮮などの報道によると、2002年ワールドカップ(W杯)でベスト4の神話を築いた当時は日本を大きく引き離していたものの、現在は長期的な視野で体質改善を遂げた日本に後塵を拝している状況だという。指導者の目まぐるしい変更が、韓国代表の競争力を削いでいるとの指摘が出ている。
■ 「2050年ビジョン」掲げる日本のシステムサッカー
日本代表は直近のW杯グループリーグを無敗で突破し、決勝トーナメント(ベスト32)に進出した。強豪ブラジルに1-2で惜敗してベスト16進出こそ逃したものの、互角の戦いを演じた。日本を率いる森保一監督は2018年の就任以降、約9年間にわたり現代的な戦術をチームに浸透させてきた。
激しい運動量と強力なプレス、スペースへの連動性が選手に浸透し、イングランド1部リーグでプレーする主軸2人が負傷離脱した際も、体系的なチーム運用によって競技力を維持した。これは日本サッカー協会が2050年のW杯優勝を目標に掲げ、20年以上にわたり推進してきた長期プロジェクトの結実といえる。森保監督も「世界トップクラスのチームとの差を着実に縮めている」と手応えを語っている。
■迷走する韓国、監督交代4回の代償
対照的に韓国は、目先の成績にとらわれた舵取りにより下降線をたどっている。2018年に就任したパウロ・ベント監督のもとでポゼッションサッカーを確立し、カタールW杯で成果を上げたものの、その後の体制維持に失敗した。
大韓サッカー協会のチョン・モンギュ(鄭夢奎)会長による独断的なユルゲン・クリンスマン氏の監督任命を含め、短期間で4回もの監督交代を乱発した結果、チームが培ってきた戦術的特色は完全に喪失した。
サッカー解説委員のパク・チャンハ氏は「日本には数十年にわたる進化の過程があるが、韓国には目指すべきサッカーがない」と指摘する。確固たる哲学のもとで「システムサッカー」を構築した日本に対し、長期的な育成ビジョンを持たない韓国サッカー界の構造的な問題が浮き彫りになっている。

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