「離婚ではなく夫婦カウンセリング中」 トランプ側近が突きつける米韓「同盟リセット」

📌 この記事の3行要約
  • 米トランプ側近が、米韓の防衛・通商を巡る摩擦を「離婚ではなく夫婦カウンセリング中」と表現。
  • 米側が防衛費負担増や市場開放を迫る一方、駐米韓国大使の「意思疎通の限界」発言など不協和音が露呈。
  • 米国からの強い圧力が続く中、両国間の「同盟リセット」が孕む緊張感と今後の行方を解説。

【韓察日報】ドナルド・トランプ米大統領の側近であるデイブ・マコーミック米連邦上院議員(共和党・ペンシルベニア州選出)は、現在進行中の米韓関係の再調整について、「リセット」の過程にあり「離婚ではなく夫婦カウンセリングを受けている状態だ」と主張した。MBNなどの報道によると、マコーミック議員は16日(現地時間)、米シンクタンクのハドソン研究所がワシントンD.C.で開催したマイク・ギャラガー元下院米中戦略競争特別委員長との対談でこのように語り、同盟関係における役割分担の見直しを強調した。しかし、米側からの防衛費増額や市場開放の圧力に対し、韓国側でも意思疎通の限界や通商摩擦が表面化しており、両国関係の「再調整」が孕む緊張感が浮き彫りとなっている。

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■同盟の「不均衡」是正を要求 対中抑止へ一体化を主張
 マコーミック議員は対談で、「我々は関係を再構築している最中であり、その過程で感情的なしこりが生じたり摩擦が生じたりすることもある」と説明した。その上で、「結婚生活でも時にはバランスが崩れ、一方が相手に対して調整が必要だと伝える場面がある」と述べ、現在の米韓の摩擦は「夫婦カウンセリングを受けているのであって、離婚するわけではない」と強調した。

 さらに同氏は「米国はアジアの同盟国から、より多くのものを必要としている。関係は不均衡であり、彼ら(同盟国)もこれを認めている」と指摘した。「はるかに深く強い関係へと向かう道にある」とし、同盟国側の負担増や役割拡大が不可欠だとの認識を示した。

 最近、韓国と日本を歴訪したマコーミック議員は、韓国滞在中に非武装地帯やハンファオーシャンの巨済造船所を視察したほか、チョ・ヒョン外相やカン・シンチョル国防相らと会談した。同氏は日韓両国による対米大規模投資の約束を同盟再調整の代表例に挙げ、「訪韓時の面談で異論は聞かれなかった。会話はすべて、その資金をどこに投資し、どのように活用するかという点に集中していた」と振り返った。

 韓国側が約束した250億ドル規模の米国製軍事装備の購入や国防予算の増額計画にも言及し、「まだ必要な水準には達していないが、果たすべき役割分担に見合う方向に進んでいる」と評価した。その上で、中国への対抗を見据え、「同盟国と一体となった軍事力、一体となった軍事能力として訓練し、計画を立て、戦わなければならない」と主張した。「これを適切に成し遂げれば、中国は毎朝台湾海峡を眺めながら『今日はまだだ』と結論付けるだろう」と語った。

■駐韓大使が異例の夜間訪問 くすぶる通商・安保の火種
 マコーミック議員が米韓関係の緊密化と再調整の進展をアピールする一方、チャンネルAは、ミシェル・スティール駐韓米国大使が16日夜、韓国外交部を非公開で電撃訪問したと報じている。週末を控えた金曜日の夜遅くに大使自らが外交部を訪れるのは極めて異例であり、外交部高官と立場の隔たりがあるデリケートな懸案を協議したとの見方が強い。外交部側はこの非公開訪問について「確認できない」と述べるにとどまっている。

 李在明政権下における米韓間では、戦時作戦統制権の移管を巡る議論や、米ネット通販大手「クーパン」を巡る規制問題など、利害調整を要する課題が山積している。これに先立ち、カン・ギョンファ(康京和)駐米大使も12日、「ホワイトハウスとのコミュニケーションには多少の限界があることを認めざるを得ない」と吐露しており、両国間の意思疎通に不協和音が生じていることが露呈していた。

 こうした中、スティール大使はソウルで開かれた米韓財界会議で「米韓関係において一度交わした約束は必ず守らなければならない」と述べ、昨年合意された共同文書に触れつつ「米国企業の韓国市場へのアクセスや、韓国に進出している米国企業に対する公正な待遇が含まれている」と牽制した。この発言がクーパン問題などを念頭に置いた韓国政府への圧力と受け止められると、大使は翌日昼に「韓国企業の対米投資は米経済を強固にし、両国の経済協力を強化している」と発言の意図を補足説明した。

 マコーミック議員が説く「夫婦カウンセリング」という友好的な比喩の裏で、防衛費の負担増や市場開放、安全保障上の主権を巡る現実の摩擦が米韓関係を揺さぶっている。

【編集長の韓察眼】
カン大使による対米協議の「限界」発言を駐米韓国大使館は即座に否定したものの、マコーミック氏の言及は大使の認識を裏付ける格好となった。国内向けに「問題なし」と強弁しても、相手側から直接綻びを暴かれる現実の厳しさ。双方から実情が明るみに出た今、「夫婦カウンセリング」の行方を注視したい。

出典: MBN / チャンネルA


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