野党院内代表、裁判隠蔽目指す李在明政権を「中国共産党」と痛烈批判 改憲拒否で対決姿勢

【韓察日報】野党「国民の力」のチョン・ジョムシク(鄭点植)院内代表(国会対策委員長に相当)は8日、国会の交渉団体代表演説に臨み、李在明(イ・ジェミョン)政権下での改憲議論を全面的に拒否する姿勢を明言した。前日に与党「共に民主党」のキム・ミンソク(金民錫)代表が提案した「改憲推進」を即座に退けた形だ。チョン院内代表は演説の中で李大統領を強烈に批判し、政府・与党との対立軸を鮮明にした。YTNなどの報道によると、演説は約40分間にわたり、現政権の人事や政策を「隠蔽の時代」と糾弾したことで与野党の溝は決定的となり、開始早々の9月定期国会は急速に冷え込む見通しだ。

■改憲拒否と「裁判隠蔽」への激しい攻撃
 チョン院内代表は演説中、「大統領」という単語を15回、「裁判」を13回も口にし、李大統領の停止中とされる裁判の再開を強く迫った。今回の内閣改造についても「大統領の罪を隠蔽するためのメッセージだ」と規定した。腐敗した警察の事件隠蔽になぞらえながら、「大統領は自身の裁判を隠蔽しようとしている」と猛烈に批判した。与党議員からの激しいヤジと反発を受け、一時発言が中断する一幕もあった。

 さらに経済政策に対しても厳しく追及した。拡張財政政策を「光(ピッ)」ではなく「借金(ピッ)の革命」と断じ、単一銘柄レバレッジETF政策を巡ってはキム・ヨンボム政策室長の指示の有無を究明するため、特別検察官(特検)の推進を予告した。また、強硬支持層を意識して政府・与党を「中国共産党」に例えたほか、期日前投票の全面廃止案の検討にまで言及した。

■与党は「極右ユーチューバーの扇動」と猛反発
 こうした野党の怒とうの攻勢に対し、与党「共に民主党」は猛反発を見せている。YTNは、共に民主党が野党の演説を「演説ではなく極右ユーチューバーの扇動のようだ」と酷評したと伝えた。

 一方、MBNは与党側のさらに詳細な批判の声を報じている。共に民主党のパク・ソンジュン首席報道官は同日のブリーフィングで、「責任と代案を放棄したまま極右的な主張と呪詛ばかりが飛び交った」と反発した。「共産党を口にするイデオロギー攻勢は、ファン・ギョアン氏が抜擢した公安検事出身らしい姿に過ぎない」と切り捨て、「野党院内代表ではなく極右ユーチューバーの道を歩むのか選択すべきだ」と猛省を促した。

 また、同党のハン・ミンス最高委員も「略奪や詐欺など、ありとあらゆる暴言を浴びせた歴代最悪の演説」と不快感を示した。パク・ホンベ議員は「相手を悪魔扱いする力の半分でも民生問題の解決策に費やすべきだ」と指摘するなど、与党幹部らから非難が相次いだ。

 改憲推進による政局主導を狙った与党の提案が突っぱねられたことで、両者の対立は一層泥沼化しており、9月国会の波乱は避けられない情勢だ。

【編集長の韓察眼】
李大統領の司法リスクを巡る攻防が政権運営の足場を揺るがし、与野党間の相互不信を深刻化させている。鄭氏の「政治はヒトラー、経済はチャベス、任期はプーチン」という猛攻撃に、与党が「極右」とのレッテル貼りで応じた格好だ。大統領の裁判回避を巡り波紋が広がる「4年任期・再選可」改憲構想の行方を今後も注視したい。

出典: YTN / MBN


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