主審が「生理なのか」と不適切発言 抗議したチ・ソヨンに警告、連盟が調査へ

【韓察日報】女子実業団サッカーWKリーグの試合で、主審がチ・ソヨン(池笑然)選手に対しセクハラ的な暴言を吐いた疑惑が持ち上がり、波紋が広がっている。韓国SBSなどの報道によると、8月28日に水原総合運動場で行われた水原FCウィメン対ソウル市庁の試合中、審判団の不適切な発言に抗議したチ・ソヨン選手が警告を受け、試合が約4分間中断する事態が発生した。

■判定への抗議から不適切発言疑惑へ
 波紋のきっかけは前半30分過ぎのプレーだった。相手選手の反則的なプレーについて主審に異議を唱えたチ・ソヨンに対し、ペ・ソニョン主審がイエローカードを提示した。激昂したチ・ソヨンは自チームのベンチへ向かい、水筒を投げつけるほどの激しい身振りで悔しさをあらわにした。ペ主審は一時レッドカードを取り出したものの退場処分は見送り、試合はそのまま再開された。

 チ・ソヨンは試合後のインタビューで、ペ主審が審判団間の無線通信で自身を指し「こいつ、序盤から神経質だな。生理なのか」と発言したのを聞いたと明かした。「そんな言葉を口にしたら懲戒対象だ」と抗議したところ、イエローカードを出されたと主張している。

■主審・協会側の反論と食い違う主張
 ペ主審側は当初発言を否定していたが、その後「審判同士の会話であり、選手の誤解から過敏に反応したのではないか」という趣旨の説明を行った。一方、大韓サッカー協会の審判チームの見解について、JTBCは「無線交信で『生理』という言葉は使っておらず、チ・ソヨンを特定したものでもない」と反論している旨を報じている。

 Aマッチ176試合75ゴールという最多出場・最多得点記録を保持する韓国女子サッカーのレジェンド、チ・ソヨンはこの日も後半29分に逆転決勝ゴールを決め、チームを2-1の勝利に導いた。しかし、この試合で受けた警告で、イエローカードの累積により来月2日に行われる第23節のリーグ戦には出場できない状況だ。

■クラブ側は真相調査を要請
 水原FCウィメンは、韓国女子サッカー連盟および大韓サッカー協会に対して公式な抗議を行い、真相調査を要請する方針だ。女子サッカー連盟の関係者は、現場の試合監督官や評価官の報告書を確認した上で、今後の措置について協議を進めると明かした。

【編集長の韓察眼】
絶大な権限を持つ審判団への牽制機能の欠如や、異議申し立てに関する制度上の欠陥が深刻な摩擦を生む要因といえる。これまでも不適格な言動を巡る紛糾は相次いだが、検証困難な非公開の無線通信が真相解明を阻む壁として立ちはだかってきた。連盟による客観的な事実究明と実効性ある処分が下され、閉鎖的な競技運営ルールの抜本的見直しへ繋がるかが今後の焦点となる。

出典: 韓国SBS / JTBC

タイトルとURLをコピーしました