【韓察日報】中国が南太平洋に向けて潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射を行った。ミサイルの射程は1万kmを超え、米国本土まで攻撃可能であることから、米国を標的に核能力を誇示したとの評価が出ている。TV朝鮮などの報道によると、日本をはじめとする周辺国は、地域の緊張を高める行為だとして安全保障体制を厳重に強化している。
■中国が南太平洋へSLBM試験発射、核戦力を誇示
中国は、南太平洋の公海に向けてSLBMの試験発射を行い、成功したと発表した。
中国外務省の毛寧報道官は「特定の国や対象を標的としたものではなく、関係国に事前通告し、国際法に従って実施し、国際慣行に合致している」と主張した。ミサイルの機種は公表されていない。しかし、軍事専門家らは抗日戦争勝利80周年の際に公開された「JL-2」か、米国本土への攻撃も可能な射程1万km以上の新型「JL-3」であると推定している。
■米・日・豪が一斉に懸念表明、防衛力強化へ
今回の発射に対し、周辺国は一斉に反発している。オーストラリアは、SLBMが南太平洋のツバル近海に落下したと把握し、即座に非難した。アンソニー・アルバニージー首相は「(南太平洋)地域の安定を損なう中国の挑発行為であることに疑いの余地はない」と述べた。
米国務省も「中国の核兵器増増強は全世界に大きな懸念をもたらしている」と指摘し、「軍備管理の議論に参加せよ」と促した。
また、日本も安全保障環境がさらに厳しくなったとして、防衛力を強化すると表明した。木原稔内閣官房長官は「中国の関連動向を綿密に注視しつつ、警戒・監視活動に最善を尽くす」と強調した。
中国はこれに先立つ2024年9月、長距離大陸間弾道ミサイル(ICBM)を44年ぶりに太平洋に向けて試験発射している。今回、SLBMの発射まで公開したことで、陸上と海上を網羅する核戦力を改めて誇示したとの見方が強まっている。


